イチから学ぶ建築計画

4.いま住んでいる家の問題点を見つける

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建築は問題解決の手段

建築、というのは問題解決の方法です。

ですから、新たに家を建てようと考えた場合、いまあなたが住んでいる家を設計担当者にみてもらうことは非常に重要なことです。

 

ハウスメーカーや工務店の場合は、営業担当でも構いません。

あなたがいま住んでいる家に対する不満、新しい家に欲しいものは全部伝えましょう。

このあたりは家族それぞれの意見があると思いますので、箇条書きでも良いのでまとめておくと良いでしょう。

 

問題点や希望を聞いた上で、設計者がさらに見えない問題点を掘り出します。

この見えない問題点を見つけることが出来るかどうかが、良い設計になるかどうかの分かれ目です。

そのため、家を見せるのは設計でも営業でも良いのですが、ある程度経験がある人の方が良いです。

 

見えない問題をみつけてもらう

見せる際は出来れば普段通りに生活を見せるのが良いです。

収納の問題点、動線の問題点など細かな問題点は普段の生活の中に隠れているからです。

先程、希望などは全て伝えましょうと言いましたが、それでも問題点や希望の半分も伝えられないと思っていたほうがよいです。

特にほとんどの建て主(施主)は、建築について素人です。

 

例えば希望の間取りや動線を伝えたところで、本当にそれが正しいものかどうかは判断出来ません。

キッチンや各部屋の使い方、収納の位置など、現状がベストなのか、やむを得ずなのか、広さについても十分満足しているのか、我慢しながら暮らしているのか、家の内外を見れば、建て主の日常の暮らし方も、そこから見えてきます。

特に、家具や置物、キッチンの収納具合など、家の中にあるモノの整理の仕方で、ある程度、どのように生活されているかがわかります

ここを見抜いて設計するのが腕の見せどころですし、各社のアピールポイントでもあります。

 

施主の言うとおりに建てた家は良い家ではない

単純に、施主のいうがままに設計をした家は良い家ではありません。

本当に良い家というのは、全員で考え抜いた結果生まれるものです。

収納を増やせば居住スペースが減りますし、掃除のしやすい家にすれば動線が犠牲になるかもしれません。

 

設計はどこを優先して、どこを削るか、ということを常に考えよりよい設計にしていくのです。

 

また、建て替えや新築に引っ越しする際に、「続けて使うモノのリスト」を作っておくと良いでしょう。

例えば、仏壇や寝具、タンスなどが挙げられます。

これらはそのまま使うならその設置場所も考慮しなくてはなりませんし、予算編成に影響します。

 

未来の暮らしもイメージして設計する

良い家を建てるためには、あなたの生活スタイル、予算、不満、希望などをとにかく洗いざらい話すことが必要になるのです。

そういうことを聞いてくれない会社には依頼してはいけませんし、話せない間柄にしかならないのであれば、建てるべきではありません。

 

 

また、設計者は10年後、20年後の生活も見据えて設計します。

見晴らしの良い3階にリビングを設計したとしても、年をとったら辛いことになることは予想できます。

 

こういった未来の暮らし方を、あなたが考えるのはもちろんですが、指摘してくれる設計に巡りあえれば良い家が建ちます。

 

 

結局のところ良い関係が築けるかどうか、が家造りに大きく関わってきます。

そのためには、慌てて建築計画を作ることがないようにするのが一番です。

 

めぼしい工務店にはあらかじめ見学に行ったり、何度か訪問してみたりするのも良いでしょう。

大抵の担当者は売上目標に追われていますので、すぐに建てる予定がない場合はあしらわれることが多いですが、ここでちゃんと対応してくれるところは、候補として残しておけます。

 

また、設計に対する考えかたは、会社によってさまざまです。

自分が求める考え方と合致する会社を探しておくのことも大事です。

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