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深基礎(ふかぎそ)とはなにか

深基礎の定義

深基礎(ふかぎそ)は通常より深い基礎のことを言います。はじめに言っておくと、地面より何cm深ければ深基礎、という定義はありません。

ちなみに、建築において、「地面」とは、通常は設計上のGL(じーえる:Ground Level(グラウンドレベル))を指します。

単純に地面と言ってしまうと、色々問題が出てくるからです。

例えば、道路と同じ高さに車庫スペースがあり、そこから階段で家の玄関まで上がる家のを想像してみます。

この場合、地面は車庫スペースでしょうか?それとも家が建っている敷地でしょうか?

一般的にはどちらも「地面」と呼びますし、その字の通り「地」の「面」ですから間違っていません。

しかし、家の高さはGLからの高さになりますので、決めておかないと大変なことになります。ちなみに、今回想像してもらった家の場合、通常は家が建っている部分をGLとします。

そうしないと、車庫部分から高さを測ることになるので、高さ制限などの問題が出てきてしまいます。

 

 

なぜ深基礎が必要なのか

家が傾いたり、倒れたり、沈んだりしないために、深く基礎を打つ必要があるから深基礎が必要なのです。

深基礎が必要かどうか、という判断は設計にもよりますし、敷地の状態にもよります。敷地の状態がやわらかければ、通常より深く基礎を打たなければなりません。地面には大きくわけて、軟弱層(なんじゃくそう:やわらかい地盤)、支持層(しじそう:固い地盤)というのがあり、基礎は、固い地盤である支持層まで地面を掘って、そこにコンクリートを流し込んで作ります。

どのくらい掘れば支持層があるかで、基礎の深さは変わってきますし、敷地が斜めになっている場合、下がっている箇所はより深く掘らなければ支持層が出ません。

車庫スペースが道路と同じ高さにあり、家の敷地は道路よりも1段高い位置にある場合、家の基礎は深基礎となることが多いです(例外もあります)

 深基礎は、当然ながら基礎工事の範囲が広がります。通常であれば50cmの深さで良いところを1mの深さにする場合、コンクリートを打つ量が増えますし、そもそも基礎を埋めるために土を掘る量も増えます。

戸建て建築を考えている場合に大事なポイントがありまして、どんな工事であっても、手間=金額 と思ってください。つまり、コンクリートの量が増える、土を掘る量が増える、となれば、手間が増えるわけです。それだけ材料費も手間代も増えるので金額が上がってきます。

自分の家が深基礎になる、と言われたら、なぜ深基礎なのかというのは必ず聞いておくと良いでしょう。

 ちなみに、不動産屋さんから土地を買う場合、この軟弱層や支持層がどうなっているのか、を調べてから購入すると後々のトラブルが回避出来ます。調べる料金が必要となりますが買ってから実は軟弱層で、深基礎どころか、地盤改良しないと家が建たない、となるよりはマシだと思います。

 

深基礎と高基礎の違い

深基礎とは 深基礎は一般的な基礎より深く打つ基礎のこと。 擁壁を作る必要がある場合や、地下室を作る場合に深基礎が用いられることが多いです。 通常は、地盤面から埋まっている部分(根入れ深さ)は250mm ...

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