イチから学ぶ建築計画 注文住宅のすべて

家をたてる前にまずやっておくこと。

まずやるべきことは、ハウスメーカーや工務店のホームページをとにかく見ることです。
これは、勉強の意味もありますし、自分が作りたい家のイメージを固める意味もあります。

なんとなくこんな家がいい、というのがあるかも知れませんが、世の中にはいろいろなスタイルの家があります。
和風、北欧風だけではなく、モダンスタイル、和洋折衷、外観だけでも色々なスタイルがありますし、作り方のこだわりにも会社ごとに本当に色々なこだわりがあるのです。

ハウスメーカーと工務店、どちらが良いのか、という議論はまだまだ置いておいて、まずは自分の建てたいイメージを固めることが大事です。
住みたい地域が決まっているなら、地域名+注文住宅 や、地域名+ハウスメーカー、あるいは、地域名+戸建て、などで検索すると良いと思います。

おそらくあなたが思っているよりも、色々なスタイルの家が出てくると思います。

基本的な知識として、ハウスメーカーであれば全国対応、工務店は地域限定対応 という感じになります。
ではどちらに頼むのが良いか、となると、これは何を優先するかによって人それぞれです。

ハウスメーカーの場合、やっぱり名前を知っているという安心感がありますね。
工務店の場合は、ハウスメーカーよりも圧倒的にコストを抑えることが出来ますが、良い工務店をどうやって見分ければよいかわからない、という問題があると思います。

でも、現時点では細かいことは気にせず、とにかく色々と見て回りますしょう。
住宅展示場に行くのもありだと思います。住宅展示場に行ったからと言って、いきなり家を売りつけられはしません。
情報収集の一環として行っておきましょう。

色々とみているうちに、自分の理想とするスタイルが見つかると思います。
今度はそのスタイルに合わせたハウスメーカーや工務店を探していけば良いのです。
ちなみに、住宅展示場に行くとなんだかんだで2時間くらいは時間がかかりますので、時間には余裕を持っていくことをおすすめします。

まずは土地を探しましょうとか、理想の家の間取りを考えてみましょう、という情報が割と多いのですが、その前に前提知識として外観にどのようなものがあるか、間取りにはどのようなものがあるか、をある程度知らないと何も始まらないと思います。
家づくりは、数千万円のプロジェクトであり、施主であるあなたはプロジェクトオーナーです。
まったく知識の無い状態では発注先の選定も出来ませんし、問題が発生したときに解決方法が正しいかどうかの判断も出来ません。

さらに、土地は出会いなので、いつなんどき、自分の希望とする地域に理想の土地が出てくるかわかりません。
いざ土地が出てきたときに勉強を始めても遅いのです。
まずは土地を購入して、と考えるかも知れませんが、ローンを組む期限がありますので、
早めにプランと見積もりを出さなければなりません。

そうこうしているうちに、他のひとに土地を買われてしまうかも知れません。
ある程度見積もり価格を知っていれば、それが妥当かどうかの判断も出来ますし、
工務店やハウスメーカーの目星をつけておけば、すぐに依頼することも出来ます。

運良く土地が買えたとして、今度は早く建てないと、土地が遊んでしまっていることになります。
土地は持っているだけで税金がかかります。
つまり、早く建物を建てて活用しないと、どんどんお金だけがかかるのです。

こういうことにならないために、いまのうちに、ハウスメーカーや工務店のホームページをみたり、住宅展示場に行ったりして勉強しておくことが重要なのです。
がっつり勉強しようとしなくても、なんとなくでも良いです。
自分の気に入った施工例やプランなどをブックマークしておき、少しずつ理想のスタイルをみつけていくと良いと思います。

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