工法

布基礎とベタ基礎と独立基礎の違い

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基礎とは?

家を作る上で非常に気にされる方が多いのが、基礎。

基礎、という名前から分かる通り、というかそのままですが、家の基礎となる部分です。

簡単にいえば、家の支えです。

土台、という言葉を使いたいのですが、土台は基礎の上に乗るものなので、土台の土台という感じでしょうか。

 

そもそも、基礎とは何でしょうか?

家は非常に重たいものですから、土の上にそのまま家を作ってしまうと地面が耐え切れずに沈んでしまいます。

さらに、木造住宅は非常に湿気に弱い。そのため、木造住宅は湿気をいかに防ぐかが重要なポイントなのです。

 

地面に直接木材を置くと、湿気を吸ってダメになってしまいます。

そのため、鉄筋コンクリートで家の土台を乗せる基礎を作ることが必要なのです。

 

基礎には大きく分けて3種類あります。

べた基礎、布基礎、独立基礎です。

最近ではべた基礎が非常に多く、これが標準仕様のようになっていますが、べた基礎じゃないとダメということはありません。

では、それぞれの基礎の特徴を見ていきましょう。

 

べた基礎

べた基礎は、地面全体にコンクリートを敷き詰めます。

そのため湿気には強いとされていますが、施工が甘いと基礎のコンクリートそのものに水が溜まってしまい、そこから抜けていかなくなってしまうため、べた基礎にする場合にはどのように水抜き処理をするのか、をきちんと聞いたほうが良いでしょう。

 

また、べた基礎に限ったことではありませんが、基礎部分は家が完成してからでは見ることが出来ません。

出来れば、家を作るとなったら基礎工事をしている間か、基礎が完成した頃に一度見に行くことをおすすめします。

 

さて、べた基礎はコンクリートを全体に敷き詰めるので、基礎の強度としては最高クラスです。

しかし、布基礎に対して絶対的に強い、ということではありません。

一般的に、べた基礎は布基礎よりも地面からの高さが低いため、基礎だけの強さで考えれば布基礎が強くなることもありえます。

 

ですが、家を建てるときにどちらが良いのか、と聞かれればほとんどの場合はべた基礎と回答します。

しかし、べた基礎は他の基礎にくらべ鉄筋コンクリートを使う量が多いため、建築コストが高くなります。

 

例えば、どうしても建築コストが高くて他に削る部分がない場合。

地盤の調査をした結果、地盤は非常に強固であると判定されたら、布基礎という選択肢もアリでしょう。

湿気の問題に対しても、浴室部分だけべた基礎構造を用いるだけでも大丈夫という場合もあります。

 

そもそも、一昔前まではみんな布基礎でやっていたわけです。

べた基礎構造だからといって、絶対的に安心というわけではありませんので、この辺りはしっかりと覚えておくと良いと思います。

 

ただし、繰り返しになりますが、家を建てるとなればべた基礎をおすすめします。

昔は建て替えることも前提として、家は壊れるものという考えでしたが、いまはいかに長持ちさせるかが国の方針でもあります。

べた基礎は他の基礎に比べて安全性、耐久性で強みがありますので、べた基礎を選択すれば問題無いでしょう。

布基礎を勧めてくる業者がダメということではありませんので、もしそういう場面になったらしっかりと話しを聞くようにしましょう。

 

布基礎

べた基礎の部分でも結構触れてしまいましたが、布基礎は一昔前までは一般的な基礎構造でした。

1990年代後半から、急激にべた基礎構造が増えたので、それまでは布基礎のほうが多かったのです。

震災以降、べた基礎が増えたので、これから家を建てるという場合にはあえて布基礎を選ぶ必要は無いかと思います。

しかし、建築コストなどの兼ね合いもありますので、地盤に問題がなければ布基礎でも大丈夫です。

 

布基礎とべた基礎の違いは、地面を覆うか覆わないか、です。

最近は家を建てる工事現場を見ても、布基礎の家がほとんど無いのでイメージが湧きづらいかも知れませんが、布基礎の場合は8割程度は地面が見えている状態です。

 

家を作るときには、基礎の上に土台となる木材を載せ、その上に家を組み上げていきます。

この土台が載る部分にだけコンクリートを使うのが布基礎です。

 

そのため、床の下は基本的に地面がむき出しになります。

これが湿気に弱いと思われるかも知れませんが、べた基礎に比べればやはり弱くなります。

ただし、べた基礎であっても布基礎であってもメンテナンスが重要なので、きっちりメンテナンスをすれば、布基礎でも問題はありません。

 

また、布基礎であっても防湿のためのコンクリートを打つこともあります。

じゃあ、べた基礎と同じじゃないの?と思うかもしれませんが、布基礎の防湿コンクリートはあくまでも湿気を防ぐためのものなので、基礎ほど頑丈なものではありません。

地面に蓋をするようなものだと思ってください。

 

ただ、べた基礎の部分でも触れましたが、木造の家を作るときに、あえて布基礎をおすすめする理由は特に見つかりません。

基本的には建築コストの問題だけでしょう。

独立基礎

独立基礎は現在ではほとんど見かけることがありません。

柱の下にだけコンクリートを入れるか、もしくは石を置くような基礎構造のことを言います。

もし、神社やお寺に行く機会があって、それが古くからあるようなものの場合、運が良ければ独立基礎をみることが出来るかもしれません。

この基礎の場合は95%くらい地面が見えている状態です。

当然ながら、地震や湿気には弱い構造となります。

ただし、柱が床下に抜けている構造となるので、基本的に床下の風通しは良いです。

そのため、逆に湿気がこもることがなく、想像よりは湿気に強いといえます。

 

これから家を建てようと考えた場合、独立基礎で建てるような家は絶対に無いので、知識として抑えておいてください。

独立基礎で使われている、束石(つかいし)を使い場合はありますので、知っていると楽しめるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

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