主要構造部は、主に防火面から見て主要な部分である。
具体的には、壁・柱・床・張り・屋根・階段、を指す。
しかし、上記の部分でも主要構造部にならない場合がある。
- 壁→構造上主要ではない「間仕切り」壁
- 柱→間柱(まばしら)、附け柱
- 床→揚げ床、最下階の床、廻り舞台の床
- はり→小ばり
- 屋根→庇(ひさし)
- 階段→局部的な小階段、屋根階段
これらは防火面から見て主要な部分では無いので、主要構造部には含まれない。
また、基礎も主要構造部には含まれないので注意。
構造耐力上主要な部分と混同しやすいので注意が必要。
構造耐力上主要な部分と重なる部分もあるが、基礎や土台などは主要構造部に含まれない。
※参考
建築基準法2条5号「主要構造部」
建築基準法施行令1条3号「構造耐力上主要な部分」