用語集

【ざ】在来工法(ざいらいこうほう)

伝統工法ともいう。

最も一般的な建築方法で、家全体を柱と梁で支える工法。

ツーバイフォーと比較されることが多く、ツーバイフォーを壁で支える壁式工法というのに対し、在来工法は軸(柱、梁)で支えるので軸組工法(じくぐみこうほう)と呼ぶ。

つまり、在来工法=伝統工法=木造軸組工法 という認識でいて問題無い。

 

ツーバイフォーに比べて、設計の自由度が高いとされているが、耐震性なども考慮するとそれほど自由度が高くなるわけではない。

在来工法はほとんどの建設会社が手掛けることが出来るため、選択肢を多くすることが出来る反面、技術による差が出やすい。

ツーバイフォーであれば、木材は工場でプレカットされてくるが、在来工法では継手、仕口の加工など現場で行うことが多い。

そのため、工期も長くなるのでその分費用は高くなる。

 

純和風住宅を作りたい場合や、真壁造りで部屋を造りたい場合は在来工法を選択するしかないが、通常の木造住宅であれば見た目の仕上がりはツーバイフォーと変わらない。

耐震性については、ダンパーの設置など改善はされている。

 

比較的早い段階で屋根が設置されるため、建築中の家が雨に濡れることが少ないことも利点。

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