有効幅は、建物が完成したときに実際に使える幅のこと。
設計図上の廊下の幅や開口部(ドア等)の寸法は、壁芯(かべしん)~壁芯の場合が多いので注意が必要。
壁芯とはつまり、柱の中心~柱の中心、柱芯のこと。
柱105mm + 石膏ボード12.5mm(サイド) = 130mm
設計図で910mmであっても、壁芯~壁芯なので、壁の厚さを考えると実際に使える有効幅は780mmとなる。
1060mmの場合は有効幅930mmとなり、1137.5mmの場合は有効幅が約1008mm。
一般的に廊下部分は910mmにすることが多いが、有効幅で考えると少し狭い印象となるので、イメージをするときは、有効幅を考慮して考えなくてはならない。
家具や家電が有効幅を超えていると搬入そのものが出来なくなるので、有効幅がいくつなのか、事前に確認することが大切。