尺モジュールとは、家を建てる時の基本的な寸法基準のこと。
モジュールは、インチ、メートル(メーター)、尺の3つが一般的。
設計上はどのモジュールでも問題は無いので、メーターモジュールで建てても、尺モジュールで建てても問題はない。
ただし、建材の基準は尺モジュールのことが多い。
例えば、メーターモジュールで設計したとする。
廊下の幅を1mで作ったとしても、建材が910mm基準であれば、部材の追加や余計な資材が出る可能性はある。
その分コストもかかる、という考え方をする。
それならば、最初から廊下幅を910mmで設計しておけば無駄は出ない。
尺モジュールよりメーターモジュールが広いというようなことではない。
なにを基準とするか、の問題でありどちらを採用したほうが良いかという問題でもない。
尺モジュールは、910mm、1,365mm、1,820mmの区切りが一般的。
910mmは3寸のこと。1,820mmは一間(いっけん)のこと。