エアコンの室外機を取り付ける際に、排出熱を再度取り込んでしまうような設置をしてしまうこと。
通常は下図のように新鮮な空気を取り込み熱を放出するが、排出ファンと壁との距離が近かったり、うまく熱を放出出来ない場所に設置してしまうと、排出熱を取り込んでしまう。
通常の設置方法
ショート・サーキットが起きている状態。
室外機そのものは、内部に空気を送り込んでいるわけではないが、熱を外に逃がす役割をしているため、ショート・サーキットが起こるとエアコンの効きが悪くなったり、最悪の場合故障する。
そのため、エアコンの室外機を設置する場合には、前面のスペースを確保することが重要となる。
前面にどうしてもスペースを確保出来ない場合は、排出熱を再度取り込まないようにするために、フィンをつけるなど工夫が必要。
室外機はショート・サーキットだけではなく、空気取り入れ口の網目の詰まりなどでも故障するので、注意すること。
落ち葉や、ホコリが舞うような場所だと詰まりやすい。
「サーキット」という言葉は循環、の意味を持つ。
ショート・サーキットとは、短絡循環という意味である。